企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

企業漫画の限界と可能性4・説明漫画ではダメな理由

企業は漫画家個人ではなく、漫画の編集者と契約すべきとお話ししました。

とくに、企業グループを形成するクラスの大企業であれば、確実に編集と契約し、ネットに漫画雑誌を展開して雑誌のブランド力を高め、読ませる方が効果は高いのです。

 

では次に、どういった漫画が企業の商品やサービスをアピールできるかを見ていきましょう。

 

一番に思いつくのが、商品やサービスを説明する『説明漫画』です。

ですが、これはダメです。

説明漫画では、ダメなんですよ。

 

コ、コイツ、何言ってんだ・・・とお思いかもしれませんが、説明漫画ではダメな理由がちゃんとあります。

すでに、本能的に気付いている方もいると思います。

漫画を依頼された経験のある企業の方なら、説明漫画では大した効果はないと思った事はありませんか?

漫画をご自分でチェックもして、商品の説明もキレイにされてるのに、効果が薄い。

そう思った経験はありませんか?

 

実はこれ、当たり前なんです。

それは、説明漫画には決定的に足りないモノがあるからなんです。

説明漫画に足りないモノが何か、お分かりでしょうか?

 

実は『面白さ』が決定的に足りないんです。

え? 説明漫画なんだから、面白くなくても構わないのでは・・・とお思いかもしれませんが、実は大いに構うんです。

 

なぜなら読者は、『面白い漫画だから読む』のであって、単に漫画にしたから読むなんてことはないのです。

 

確かに漫画は、商品やサービスをわかりやすく説明するのに、向いています。

ほとんどの説明漫画は、その辺はクリアされていると思います。

でも、漫画雑誌に連載されている漫画にはある、『読ませる力』はないのです。

 

説明漫画が載っていたところで、その媒体を手にしようとは思わないでしょ?

僕はこの、『読ませる力』を、『引力』と呼んでいます。

有名な漫画には、絶大な『引力』があるのですよ。

 

ヒカルの碁』では、小学生の子供にまで囲碁を打たせる引力がありました。

囲碁はそれまで、年配者のやるイメージがどうしてもありましたが、それを子供にまで普及させ、囲碁ブームを巻き起こしました。

さらにはネットで囲碁を打つ、海外の方も増えました。

 

キャプテン翼』では、全国的にサッカーブームが起き、毎朝ボールを蹴りながら登校する小学生までいました。彼らの多くはその後、Jリーガとなり、そのうちの何人かは『大空翼』のように、世界へと飛び出していきました。

 

弱虫ペダル』を読んだ若者は、自動車よりも自転車にお金をつぎ込むようになりました。言い方を変えると、トヨタから客を奪ったのですよ。

 

こんな芸当は、ほかの宣伝媒体では、とてつもない宣伝費をかけたとしても、起こり得ないでしょう?

 

でも説明漫画には、こんな芸当はできません。

なぜなら説明漫画には、面白さ=引力が決定的に不足しているからです。

 

では、『引力』とは、何なのか?

どうして有名な漫画には、そこまでのブームが起こせるのか?

 

それは次回、お話できればと思います。