企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

企業漫画の限界と可能性3・漫画家単位ではなく、編集者と契約する

漫画家と企業は、実は水と油のごとく、相性が悪かったりします。

 

もう少し言うと、漫画家と現実世界が相性が悪いのです。

浮世離れした世界を描く漫画家は、とかく世間の常識とはかけ離れた存在なのです。

 

そこで登場するのが、担当編集者になります。

彼らは、社会人としてダメな漫画家と世間との橋渡し役で、いわば漫画家のお世話係です。

彼らはベテランともなれば、多くの漫画家を担当します。

つまり、編集者として経験を積むにつれ、漫画家に絶大な人脈を持つようになるのです。

 

僕が週刊少年ジャンプに持ち込んでいた頃、漫画を見ていただいたH氏(承諾をいただいていないので名前は伏せます)は、その後ジャンプの編集長になったらしいです。

(『バクマン』というジャンプ漫画の中で、副編から編集長になってた)

ジャンプの編集長は、ジャンプで漫画を連載するより、なるのが難しいと言われますから、優秀だったんでしょうね。

僕が見てもらってた頃は、とっぽい感じの兄ちゃんでしたが。

 

結局、彼の言った事に応えられず、ジャンプで漫画を連載する夢は絶たれましたが、彼の言った事の多くは漫画を描くうえで正しいと思う言葉ばかりでした。

 

結論から言うと、企業は漫画家レベルではなく、編集者と契約すべきです。

当然、人気漫画の担当編集者ともなれば、億単位の契約金が発生する可能性はあります。

高すぎると思われるかもしれませんが、一例を挙げます。

 

H氏が担当した漫画家には、『遊戯王』で有名な高橋先生がおられます。

遊戯王はアニメ化もされ、そのカードゲーム・OCGは、世界一売れたカードゲームとしてギネスに認定されています。

レアなカードは高額で取引され、過去にはカード一枚に10憶の値が付いたと言われてます。(カオスソルジャー・10億でググってみてください)

 

遊戯王は世界レベルで影響力があり、スマホゲーム『遊戯王デュエルリンクス』のヒットで、コナミの株価は二千円以上上昇したのです。(僕も儲けさせてもらいました)

 

これだけの漫画家に人脈を持つ編集者なのですから、億単位の契約金は覚悟すべきと思います。

ですが、漫画家一人一人と契約するより、はるかに効率がいいのです。

 

なぜなら、漫画家との契約は漫画の連載終了や契約打ち切りによって、消滅します。

これは企業側から見れば、かなりリスキーで、うま味も少ないと思います。

 

対して編集者と契約するのであれば、自社の漫画雑誌をブランディングし、ネットに展開できるのです。

つまり、一過性ではないのです。

雑誌のブランディングを進めていけば、ジャンプやサンデーに肩を並べる事も、決して不可能では無いのです。

例え漫画家個人が辞めたとしても、雑誌のブランド力は残るのです。

 

企業は、漫画家ではなく、編集者と契約すべきと言った意味が、お分かりいただけましたか?

 

 次回は、企業が漫画に二の足を踏むもう一つの理由である、漫画の種類についてお話できればと思います。