企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)114話

コスパ最強・カロリーMAX 「まったく……これは、追い駆けなければならんのだろうか?」 ボクは頭に疑問を浮かべながらも、ドアにカギをかけてカネちーを追った。 「ゼハー、ゼハー、ゼハー、ゲホッ!!」 カネちーは、アパートから100メートルほどの、ゴミ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)113話

アポイントメント その後、しばらく固まっていた佐藤は、池田さんを送りながら帰って行った。 「あの二人……案外上手く行くかも知れないな」 ボクは、夕暮れが迫る秋の空を、眺めながら思った。 「佐藤が尻に敷かれるのは明白だケド」 次の日、ボクのスマホが…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)112話

新キャラ 「とりあえず佐藤のサッカー漫画も、新キャラの登場で数話は持ちそうだな」 アパートの薄汚れた畳の上で、ボクは言った。 「だがな。ネームの段階ならもう一人くらい、新キャラをストックしておきたいところなんだ」 相変わらず、不安症の佐藤が反…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)111話

「オレのサッカー漫画は、主人公の少年が自分のクラブチームに、色んなキャラをスカウトしてくるのも売りの一つだ」 佐藤は言った。 カリスマ美容師ドリブラー 「つまり、どれだけ個性的なキャラを仲間に加えられるかが、かなり重要になってくる。いずれは自…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)110話

池田さん 「とりあえず今度の打ち合わせは、オレも行こうか?」 「あ、ああ。だが池田さんに、ヘンな視線は向けるなよ?」 「いやー、別に無理にとは……」「スマン、来てくれ!」 「わかった、行くよ行くよ」 打ち合わせは、三日後の土曜日だった。 待ち合わ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)109話

女子高生の理想 レンジで暖めていたパスタが六分半が経過し、でき上がりのベルが鳴った。 ……と同時に、玄関のチャイムも鳴る。 「なんだ? 芽美のヤツ、またスマホでも忘れていったか?」 アパートの古びた扉を開けると、そこには真面目そうなメガネが立って…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)108話

絵の説得力 「大野さんの漫画、メチャクチャ好調だな。これなら、山口さんの抜けた穴を埋められえる」 山口さんの、異世界ファンタジーと株や不動産投資を織り交ぜた漫画は、一定の読者層から評価を得ていた。 けれども大野さんの、猫カフェの看板娘姉妹の漫…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)107話

言い訳 「もう! なんであんなヤツと契約するんスか!!?」 ボクの小さな彼女は、ズーっと隣で騒いでる。 「だよなあ。あの性格のままだったら、相当ヤバいよなあ」 「だ、だったら……!?」 「でも、あれだけの『言い訳』ができるんだ。面白そうだと思って…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)106話

差別主義者 「大体お前さあ。サッカーも知らないで、サッカー漫画描くなっつーの。サッカーがまだ浸透してなかった、むかーしの時代ならともかく、今の時代にあれじゃ炎上してとーぜんだろ!?」 「ムッキー。言わせておけばっス!? 自分はどうなんスか? …

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)105話

カネちー 「テメー、なに勝手に人の部屋入ってんだ!?」 乱暴なモノ言いの男が、部屋にいた。 仕方なく男の部屋へと入り、コンビニで買ったコーラとポテチを広げる。 「聞いてんのか、オラ!? だから、なに人の部屋入ってんだよ!? 夜吸から連絡あったケ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)104話

森兼 明人 「その漫画家って、誰なんですか?」 ボクは夜吸さんに質問する。 「前言ってなかったけか? オレが漫画の依頼を受けて、締め切りどころか全然描けずに逃げ出したヤツのコト」 「ああ、その話の人ですか」 「いややいやいやいや、なにしれっと進め…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)103話

青春の思い出 夜吸さんのいきなりの一言に、ボクも芽美も大野さんも仰天する。 「まあ、これから乃梨の両親に会うワケだ。そこが難問なんだが……」 「こんなチャランポランな男に、大事な娘を渡せないったヤツっすか?」 「うるせえよ、ちびっ子!!」「やっ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)102話

著作権 「やはり作画は、お前が一番早いな」 ボクは、芽美が描いたアニメのキャラを眺める。 「萩原や山口も、今でこそキャラも描いてるっスけどね。一年のときは、先輩のアシでキャラ描いてたの、アタシくらいっスから」 「確か芽美って、市川さんと同じ中…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)101話

猫カフェ漫画 山口さんが、ボクのネット漫画雑誌を去ってから、一週間が経過した。 「ど、どうでしょうか、お兄さん?」 ファミレスの席から身を乗り出して、迫る大野さん。 「うん。キャラはカワイイし、背景も頑張ったね。話もほのぼのとして、温かみがあ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)100話

卒業 「ええ!? 山口、漫画辞めちゃうの!?」 大野さんは、親友の言葉に驚きを隠せない。 「そうね、もう高校二年の二学期だし、来年は大学受験だからね……」 山口さんは少し寂しそうにしながらも、ドリンクに手を伸ばす。 「そっか、やっぱ原因はお兄さん…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)099話

猫カフェ 芽美が、ネット漫画雑誌を始める男のマンガのネームを描き……。 今井さんが、繁華街のアーケードを見降ろしながら、自身の生み出そうとする作品に、新たなインスピレーションを得ていた頃……。 「大野……アンタも漫画描いてるの?」 「そ、そうだよ。…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)098話

アーケードの上 「できる男とは思ってないケド、ヴァンパイア探偵は高校時代から温めていた作品なんだよ」 ボクは言った。 「そうでしたか……構想の積み重ねからして違うと?」 今井さんが、仰々しく返す。 「いや、そんな偉そうなモンじゃないよ。本屋で推理…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)097話

推理モノの描き方 ボクは繁華街の電気店で、二人の女子高生がレジに並んでいるのを見かけた。 ボクが原作の『ヴァンパイア探偵』を描いてくれている萩原さんと、そのアシスタントをやってくれている後輩の今井さんだ。 「あ、萩原さんたちも来てたんだ。さっ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)096話

第十世代CPU 「そういえば今井さんって、漫研入ったの六月だったよね?」 わたしは、隣を歩く後輩に質問する。 「そうですね、自分は漫研って原田先パイみたいな人が、同人っぽい作品描いてるイメージしか無くて、ちょっと敬遠してたんですよね」 「まあ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)095話

探偵モノ 「でも、背景にデジタル素材を使えるとなると、作業が一気に楽になりますよね?」 今井さんが言った。 「そうだね、背景ってマジで描くの、時間がかかるからなあ」 「それに、上手く描けませんしね……」「確かにね」 休息を終えたわたしは、スマホで…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)094話

後輩は探偵? 今日、わたしのマンションに来てるのは、後輩の今井さんだけだった。 「萩原先パイ、背景上がりました」 「早いね、今井さん? ビルとか描くの、大変だったんじゃない?」 「それがですね。この間、社長に教えて貰ったテクニックを使ってみまし…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)093話

漫画の原動力 「オイ、入るぞ。お茶持ってき……」 「……ッ!!?」 次の瞬間、アタシの脚は兄貴のミゾ落ちにめり込んでいた。 「グハァッ!? ……な、なんで……お前が買って来いって……!?」 辺りに、コンビニの袋から飛び出した、ジュースやポテチが散乱する。 …

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)092話

腐ってやがる…… 「けっきょく、漫画を描くのに漫画から離れて、一から何かを始めるってのは、どうかと思ったっス」 アタシは、自宅の自室に呼んだ鷹詞に、恐る恐る言ってみた。 「アタシが一番詳しいのは漫画っス。なら、漫画の世界について描けば、いいんじ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)091話

漫画家の苦悩 「漫画以外って言っても、なにするっスかねぇ?」 アタシは、とりあえず腕を組んで考えてみる。 とりあえず、家の本棚にある本を読んでみる。 「アッハッハッハ、この漫画やっぱ面白いっスねえ」 面白い漫画は、何度読んでも面白いと思った。 …

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)090話

残暑を乗り切るハンバーグ 海から帰ると、再び忙しい日々が待っていた。 芽美と付き合い始めたボクはファミレスで、彼女の新たな連載を共に考える。 「どんなのが良いっスかねえ、鷹詞?」 「なにか、ため込んであるアイデアとか無いのか?」 「あるにはある…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)089話

夏の海 太陽がギラギラと輝き、波の音が囁き潮風が香る。 可愛らしい水着や、魅惑的なビキニを着た少女たちが、波間に戯れた。 「お前んトコの地味な女子高生たちも、水着を着せるとまあ絵になるな」 ビーチパラソルの下で、チェアに寝転がった夜吸さんが言…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)088話

入院 次の日、ボクは熱を出して倒れ、病院に担ぎ込まれる。 救急車は、芽美が呼んでくれた。 「まったく、ただの風邪と過労なのに、倒れ方が大袈裟なんスよ!」 「面目ない……」 芽美が不器用に剥いてくれたリンゴをかじっていると、夏休み中の女子高生たちが…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)087話

続けられなかった漫画 「芽美……お前、こんなところで、何やってんだ……」 夜の雨はまだ降っていたが、ボクの心は安堵感に満ちていた。 「お兄さんを、待ってたんスよ……」 芽美は、言った。 「そっか……ゴメンな。話をちゃんと聞いてやれなくて」 ボクはビショ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)086話

夜の雨 「芽美は……ボクが、プレッシャーに押しつぶされて、ネット漫画雑誌から逃げ出したときも、こんなボクをビジネスホテルまで迎えに来てくれた……」 ボクは電車に乗って、ビジネスホテルに向かった。 受付やロビーも探し、自分が泊った部屋を見せてもらっ…

漫画好きなニートが、自らネット漫画雑誌を立ち上げてみた。(仮想)085話

いつものコンビニの、いつもの入店音が鳴り、自動ドアが開く。 芽美の行方 「芽美……こんなところには、居ないか?」 いつも偶然か必然か、誰かと出会うフードコートに向かう。 「おう、どうした? 写真の使用はOK貰えたか?」 居たのは、夜吸さんだった。 「…